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春、入学式を終え
クラスに戻り先攻の話を流しながら聞いてた。
「早く終わんねーかな」夏川 琉生
地味な奴、スポーツはそこそこ、勉強苦手
「だよね。」
「えっ?」
俺は一人ごとを言ったつもりなんだけどなあ。
「あ、ごめん。俺、高島聖也よろしくな。」
高島 聖也
スポーツマンで、イケメンで、モテモテ。
勉強はやっぱ苦手。
「えっ?あぁよろしく」
こんな奴と友達になれてすげー嬉しい
「このあと遊ばない?俺暇でさ」
「うーん…俺も暇だしいいよ」
先攻の話も終わって
余った時間を2人で遊んだ。
なぜか他の人より楽しい「次どこ行く?」
「イヤ、俺もう帰るよ」「…そっか。」
聖也は寂しそうな顔だった
「また明日遊ぼ」
「…うん…だよね。あはは」
聖也は笑いながら手を振って帰った。
『また明日』
この言葉は俺たちの思い出の言葉。
でも、もう使わない日が来るとは誰も知らない。
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