民話

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数千年前、一人の姫が生まれました。 皆さんが想像しているのとは違い、この時代の民にとって姫とは特別な力を持った守り神のような存在でした。 ある時王と王妃の間に一人の娘が生まれました。 王も王妃も大変喜びました。 子供はすくすくと成長しました。両親の愛に育まれそれはそれは美しい少女へと育ってゆきました。 そして少女は16歳になったある日、1つの選択を迫られました。 姫になるか―― 否か―― そう、王妃は代々続く姫の一族で現在の姫だったのです。 少女は迷わずに姫になることを望みました
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