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姫は自分の力を妃石(ひせき)と呼ばれる特別な石に少しずつうつし、国の至るところに祀らせました。
国は姫がいなくなったとは思えないほど栄え、民には笑顔が国には平和が戻りました。
しかし、王宮は未だ暗い影が落とされていました。姫がいなくなり王宮にとって大事な人材でもあった4人が笑わなく、そして喋らなくなったのです。
国が安定した後、王は4人を神殿へ集めました。
暗い表情のまま入ってきた4人に王は黙って雫の形をした妃石を渡しました。
4人はそれを受け取ったとたん………
……涙をこぼしました
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