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この頃の私は普通の女子高校生だった
でもーーーー
まだ恋という物をしたことがなかった。
同世代の男の子を見て
カッコイイなとかは思うんだけど、好きまではいかない。
そもそも、好きってどんな気持ちなんだろう?
友達の話しを聞いてもいまいちピンとこない。
今日もいつも通り電車に揺られながら高校に向かってる。
わたし、藤堂癒華
17歳。
ボーッと外を見ていた。
なにか視線を感じたので後ろに振り向く。
そこには
黒髪のオールバックに
黒のサングラスをかけてる男がこっちをみていた。
「ん?」
電車のドアが開いた瞬間腕を捕まれ、電車から降ろされてた
「ちょっ…ちょっと…!」
そのまま改札を出た。
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