桃太郎

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「…わんわんと吠えられても困る。」 おバカな陽司はそのまま素通りをしました(笑) 先に進むと雉が現れました。 「桃太郎さん…そのお腰に付けたきびだんご一つ私に下さいな♪」 しかし陽司は雉の言葉も解りません(笑) 「…ケンケン言われてもなι…オウムや九官鳥ならよかったんだが…」 そしてまたしても素通りして行きました(笑) 次に現れたのは猿でした。 「…桃太郎さん。そのお腰に付けたきびだんご一つ…」 「…すまん。猿語は解らん。」 こうして桃太郎…いや陽司は、一人で鬼ヶ島に向かいました(笑) しかし鬼ヶ島に着いた陽司は、とある事に気付きました。 「……戦うのは良いが…剣も使った事がなかったなι…まあ…この俺の美貌で何とかなるかな?」 変なところで前向きな陽司は、舟に乗り鬼ヶ島に向かいました(笑) 鬼ヶ島に到着すると辺りは鬼だらけでした。 しかし陽司は隠れる事なく、美貌を武器に鬼の大将の前へと通されました(笑) 「貴様が桃太郎か?」 鬼の大将の言葉に、陽司は首を横に振りました。 「陽司と申します。」 きっぱり言う陽司に鬼の大将は微笑みました。
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