浦島太郎

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むかしむか~し あるところに浦島太郎と言う青年がおりました。 浦島太郎は頭が良く、理知的な人間でした(笑) ある日浜辺に釣りをしに来ると、子供達が亀を虐めておりました。 「…最近の子供は動物愛護の気持ちが無くなったな。…これも学校で動物に触れ合う事が減ったからか…それともモンスターペアレントなどの、親の影響なのか?」 浦島太郎はぶつぶつ言いながら、子供達に近付きました。 「やめなさい。亀を虐めると、動物愛護○会に訴えられますよ?」 子供達は浦島太郎を見つめ、『変な奴が来たなぁι…不審者には近づかないでおこう』と思って逃げ出しました(笑) 「海亀は今や貴重な……って…Σちょっ!!Σちょっと!!話はまだ途中ですよ!!」 話を聞いて貰えなかった浦島太郎が落ち込んでいると、海亀が話し掛けて来ました。 「助けて頂きありがとうございます♪…御礼に竜宮城に連れて行きましょう♪」 浦島太郎は考えました。 何せスキューバダイビングの免許は、まだ持っていなかったからです(笑) 「二ヶ月程待って下さい。それまでにスキューバダイビングの免許を取って来ますから。」
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