浦島太郎

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一人納得する浦島を乙姫は竜宮城の中に案内し、タイヤ…じゃなかったι…鯛や鮃の舞い踊りや、タコとイカの漫才を見せ、海草のサラダや海草の炒め物、海草たっぷりのちらし寿司で出迎えました。……え?海草だらけだって?…さすがに踊る魚達の前で、舟盛りとか握り寿司食べれます?(笑) 楽しい時間はあっという間に過ぎ、海草フルコースに飽きた浦島太郎は地上に戻る事にしました。 「もう戻られるのですか?」 「ええ…海草フルコースごちそうさまでした。…そろそろ戻らないと、9時からの2時間ドラマがあるんで。」 それを聞いた乙姫様は、玉手箱をお土産に浦島太郎に渡しました。 「貴方に困った事があったら、これを開けて下さい。」 そして浦島太郎はまた酸素ボンベを背負い、亀と共に帰って行きました。 浦島太郎が浜辺に到着すると、辺りは全く知らない世界でした。 「困ったな…2時間ドラマ見そびれたしι」 浦島太郎がふと見ると、先程貰った玉手箱がありました。 「困った時に開けるんだよなぁ…確かに今は困った状態だし。」 浦島太郎は恐る恐る玉手箱を開けました。
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