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茜色。
昼間に散々やんちゃしていた太陽さんはもう向こうの山に半分隠れていて、俺の真上の空は薄紫になっていた。
「これじゃソーラービームは撃てないな…」
「ごめん。ちょっと意味わかんない」
相変わらずのやり取りだ。
「応援するよ結奈」
決意表明。
「んー?」
「そいつとの恋」
結奈は俺の前を後ろ向きで歩いていて、俺に笑顔を見せている。
可愛いなぁ…
まっ、俺は次の恋でも探すとしますか。
あの公園は
そこの角を曲がってすぐ。俺はいつの間にか無意識にペースを落としていた。
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