空の下のツンデレボーイ

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美弥子が思いを馳せていた 群馬の空の下には、 「小泉 宏輝」がいた。 宏輝は美弥子が就職する会社の社員で、 来年度の新入社員…つまり美弥子達の事を 色々聞いていた。 宏輝「…で、俺らの部署には どんなんが来るんですか?」 部長「北海道から女一人と男が二人…あと関西から一人来るよ。 早いなぁ、去年大卒で入社してきた小泉が もう先輩になるのかぁ。」 宏輝「確かに、早いですね。」 部長「北海道が来る女の子の教育係を お前に任せるわ。よろしく頼む。」 宏輝「俺っすか!?」 部長「おう。…っと、会議に行く時間か。 じゃあ、今日は定時で帰っていいからな」 宏輝「はい。お疲れ様です。」 部長がその場からいなくなると 宏輝はため息をつきながら携帯を見た。 宏輝「あと5分で定時か…。」 宏輝はふと空を見た。 北海道から来るヤツって、 どんなヤツなんだろう。 そう考えてると、しばらく経ったのか 定時を知らせるチャイムが鳴った。 宏輝は気付かずに空を見続けた。 宏輝はこの時はまだ知らない。 美弥子と言う人間が 自分の人生を変えていくと言う事に。
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