三話 ~青年と少女との出会い~

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「美耶子の所に戻るぞ」 石田に一言言えば二階に上がった。それにしても服…て言うか合羽が血まみれだけど美耶子は驚かないかな~? 「てつお!!大丈夫か!?血まみれだぞ!?」 「いやー、何か解りませんがベタベタと触られて…」 「触られた…?」 美耶子は石田から離れたらオレから火かき棒を奪った…もしかして…… 「待て美耶子!そんな事より脱出しよう!」 「離せ!私は復讐しに行くんだ!」 「復讐?」 石田は解らないのかハテナマークを飛ばしている。取り敢えず殴りたい衝動の美耶子の手を引きながら無理矢理外にでた… 「赤い…雨…」 「やはりか…」 美耶子と石田が何か知ってる口振りだった…何が起こってるか…そしてオレ達が生きて村から脱出出来るのかも今はまだ解らない。 そして… オレのせいであんな事が起きたのもまだこの時のオレは解らなかった。 「石田!…早く…!早く手を…!」 ニコリと笑ったあの人は……ーーー… 「うわぁあぁああぁぁ!」 叫び声が木霊した……
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