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俺からは見えないけど多分淳様が美耶子ちゃんをどこかに連れて行こうとしてるのが解った。
「美耶子…!でも…」
須田君は悩んでるのが解った俺は笑顔を向けた…美耶子ちゃんを助けて欲しいからだ。ま、怖いけど……
「俺は平気、だから…須田君!早く美耶子ちゃんを…!」
「…あぁ、解った!」
須田君が頷いたら顔が見えなくなった。んー、それにしても…腕が…痛いからそろそろ体力が無くなってきている。
ガスッと聞こえたから淳様が殴られてるのが解った。その後須田君と美耶子ちゃんが俺の方に来た…
「ヒック、きょー、や…早くてつおを…!」
「あぁ!石田!…早く…早くオレの手に掴まれ!」
手を差し伸べようとした須田君の後ろで淳様が起き上がったのが見えた俺は笑顔を向けてしがみ付いていた手を離した
「後ろ!」
「っ!お前…」
二人に淳様が起き上がった事を伝えた俺は目を閉じた。
「うわぁあぁああぁぁ!」
須田君の声が頭に響いた……
「…ですかー?……大丈夫…」
痛いから揺さぶらないでくれ…
「大丈夫ですかー?」
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