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「(にしても木ばかりだ…)」
「何も無いでしょう…こんな田舎は…」
「っ!…あ、はー」
考えている事を読まれた感じがした…
曖昧の返事をしたからなのか解らないがまた無言になってしまっている。
だけどこの人をみた俺は何だか違和感を感じた…自分の為では無く、"他人"の為に動いてる気が……
「(漫画の読み過ぎかな…?)」
「付きましたよ…でわ、私は戻ります」
「あ、はい!ありがとうございます!えっと…」
「宮田です」
「宮田さん、ありがとうございます!」
教えられた名を呼んだら俺はお辞儀をした…
宮田…さんか……
「あっ、自分の名前言ってないや…」
思い出した俺は次逢った時伝えようと思った。
「すみませーん」
扉を開けて中をみたが誰も居なかった…
「(アレ?居ないのか…?)」
「誰だ、お前」
前から声が聞こえた為、見たら長椅子で寝ていたのか上半身だけを起こした。
髪は長く、灰色のワンピースを着ていた
「っで誰だ?お前は…」
「えっと、今日此処の交番に来た石田って言うんだ。」
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