58人が本棚に入れています
本棚に追加
「っ~!…貴様…良くも…良くも僕を汚したな!」
えー!?
犬に舐められただけで汚した事になるのか…?まー、唾液塗れは可哀想だろうした…
ハンカチをだし、まだ蓋を開けてない水で湿らしたら男性の顔を拭いてあげた。
「なっ!」
「汚れを取ってるんだよ、コレなら大丈夫だろ?」
拭き終わったため、今度は乾いたハンカチで拭いた…
向こうでは一応ハンカチを二枚持つ習慣があって良かった。
「コレで大丈夫か…?」
「あ…あぁー」
顔が赤いが気のせいだろう。拭き終わったら扉がまた開いた…今度は誰だ…?
「おや…貴方は新しく来た石田さんですね」
「あ…はい…」
爽やかな笑顔で言われた言葉に俺は普通に返事をしていた…まっ、当たり前か……
「宜しくお願いします。私は八尾と申します。コチラの男性は求導師の牧野さんです…彼方の方が村を仕切る神代淳様、神代亜矢子様…そしてあちらが神代美耶子様です。」
「仕切る…人?」
村を仕切るって何だ…?
仕切るのは政治家とかみたいだから偉い人で良いのか…?
え
ら
い
ひ
と……??!
「…あ…え…?」
最初のコメントを投稿しよう!