プロローグ

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「っ~!…貴様…良くも…良くも僕を汚したな!」 えー!? 犬に舐められただけで汚した事になるのか…?まー、唾液塗れは可哀想だろうした… ハンカチをだし、まだ蓋を開けてない水で湿らしたら男性の顔を拭いてあげた。 「なっ!」 「汚れを取ってるんだよ、コレなら大丈夫だろ?」 拭き終わったため、今度は乾いたハンカチで拭いた… 向こうでは一応ハンカチを二枚持つ習慣があって良かった。 「コレで大丈夫か…?」 「あ…あぁー」 顔が赤いが気のせいだろう。拭き終わったら扉がまた開いた…今度は誰だ…? 「おや…貴方は新しく来た石田さんですね」 「あ…はい…」 爽やかな笑顔で言われた言葉に俺は普通に返事をしていた…まっ、当たり前か…… 「宜しくお願いします。私は八尾と申します。コチラの男性は求導師の牧野さんです…彼方の方が村を仕切る神代淳様、神代亜矢子様…そしてあちらが神代美耶子様です。」 「仕切る…人?」 村を仕切るって何だ…? 仕切るのは政治家とかみたいだから偉い人で良いのか…? え ら い ひ と……??! 「…あ…え…?」
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