一話

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昨日のすがすがしい朝がまるで遠い過去のよう。 私はいつもよりゆっくり制服に着替えて一階に降りていく。 「ミカ様、おはよ。 朝ごはんわ?」 ツッコみませんよ、お母様 いつもは朝食を食べない私でも今日は食べる気分になった。 アイツのせいで時間に余裕が出来たからだ。 寝不足は悪化したけど… 「お母さん朝ごはんなに?」 私のいつもと違う反応にお母さんはビックリした表情だ。 すぐ元の表情に戻るとニコニコしながら皿を持ってくる。 皿をテーブルに置いてそれをみた瞬間私は吐き気をもようしてトイレにまたかけこむ。 皿の上にはソーセージがのっていた。
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