一話

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しばらく無言が続いた。 ヒロもあまり喋るのは好きじゃないらしく、 ただユウが黙ったままだから、代わりに喋ってる気がした。 ふと亀田兄貴の謝罪会見を思い出す。 親父があれやからーー そんな事を考えてたらワラけてくる。 だがすぐ現実に引き戻すような声が聞こえてきた。 「…けや!コラ!」 突然の怒鳴り声に乗客は声のする方を一斉にみる。 いつの間にか隣にユウがいなくなっていた。
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