~始まり~

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~始まり~

そう… 一目見たときから臨也は静雄に惹かれていった。 自分とは異なる金色の髪を持ち、何よりもその内に秘めし力。 この頃から情報を集めていた臨也にとっては静雄の力はとても興味を引き、そして静雄にだけ特別な感情が芽生えた。 ━━好き━━ 臨也は最初、この感情が分からなかった。 否、知らなかったのだ。 だから小学生のように静雄をからかい、怒らせて逃げる。それを学生時代から繰り返していた。 そんなとき、臨也はふと思った。 どうして俺はシズちゃんに構いに行くのだろう… 構いにいったところで結局は喧嘩をするだけじゃないか…と。 臨也は悩んだ。 悩んで、悩んで、悩んだ末に見付けた答えは自分が静雄が好きなのだと言う答えだった。
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