第十二話

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鈴「ごめんね…まだ言うことは出来ないの…。でも気持ちは嬉しい。ありがとう」 洸「長期戦は覚悟の上だ。大丈夫。俺、気長いから。 まずは友達からだろ」 ありがとう、洸君。 言えるなら今すぐ言いたいよ…好きですって… 洸「悪かったな、話長くなっちまって。そろそろ帰るか」 鈴「うん、そうだね。 ねぇ、洸君。いつか… いつか一緒に深羽さんに会えるといいね…」 今の私が言える精一杯。 洸君は一瞬びっくりした顔をした後、穏やかに笑いながら「そうだな」って言っていた。
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