第十七話

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泰「ほんま変わったな洸。 実はな、俺この前深羽に会いに行ったんや」 洸「えっ?」 泰「自分のことだけは思い出してたわ。それ以外はさっぱりみたいやけどな」 洸「そうか…」 泰「すごく好きだった人がいた。それが洸真君だったんだねって言ってた。 心配してたで。ちゃんと前に進めたかってな」 洸「いつまでも心配させてんだな…」 泰「ちゃんと前に進んでるって伝えといたで。深羽喜んでたわ。 深羽もな、ちゃんと進んでた。今片思いちゅうなんやって」 洸「そっか…。幸せになってるんだな」 泰「あぁ。ほいっ」 洸「なんだ?」 泰「深羽から手紙や」 俺は手紙を受け取った。 懐かしい字で洸真君へと書いてあった。
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