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泰「ほんま変わったな洸。
実はな、俺この前深羽に会いに行ったんや」
洸「えっ?」
泰「自分のことだけは思い出してたわ。それ以外はさっぱりみたいやけどな」
洸「そうか…」
泰「すごく好きだった人がいた。それが洸真君だったんだねって言ってた。
心配してたで。ちゃんと前に進めたかってな」
洸「いつまでも心配させてんだな…」
泰「ちゃんと前に進んでるって伝えといたで。深羽喜んでたわ。
深羽もな、ちゃんと進んでた。今片思いちゅうなんやって」
洸「そっか…。幸せになってるんだな」
泰「あぁ。ほいっ」
洸「なんだ?」
泰「深羽から手紙や」
俺は手紙を受け取った。
懐かしい字で洸真君へと書いてあった。
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