4人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
翔は、しばしの沈黙の後 「悪いけど、一時間後に拓斗と美優を呼んで来て」っと化学チームの女に語る
女
「はい!」
翔
「緊急だと言ってくれ」
女
「解りました・・・」
翔は、しばしウイルスサンプルを調べた
いろいろな抗生剤や薬を使いウイルスを殺すあらゆる方法を考え実行した
だがウイルスは、一向に減る気配は無く
増え続ける
翔は、ウイルスに液体窒素をかけてみた「止まった!」しばらくして液体窒素によって繁殖を停止したウイルスが暖まると同時にまた活動を始める 「そうか・・・」
集中しているうちにもう約束の時間が、過ぎて居た・・・「ブーー」
女
「翔さんお連れしました!」
翔
「あぁ~入れてくれ」
拓斗と美優は、ラボの厳重なセキュリティを解除して中に入る
拓斗
「緊急って何だ?」
拓斗は、落ち着いた性格の翔が混乱している姿をこの時初めて見た
翔
「拓斗・・美優・・・
最近フロートで起きてる 病気を知ってるか?」
美優
「血液が、体から流れ出る病気でしょ!毛穴からも霧の様に吹き出るのよね?」
拓斗
「そう言えば、さっきもテレビでやってたぞ!それがどうかしたか?」
翔
「こいつを見てくれ」
拓斗は、そっと顕微鏡を覗く「これが、どうしたんだ?」
翔
「こいつが、フロートで起きてる病気のサンプルだよ」
拓斗は、訳も解らず顕微鏡を覗き続けた
最初のコメントを投稿しよう!