UC.0079.10.12

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UC.0079.10.12

UC.0079.10.12 東アフリカ方面軍第3突撃機動師団所属の俺はこの日上官のノイエン・ビッター大佐から声をかけられた 『ヒース大尉、本日付けでオデッサに向かってくれ。最近向こうの連邦が活発になっているらしい。詳しくはこいつを見てくれ。』 『オデッサにですか?了解です。』 電文には本日付けで俺を少佐にしオデッサ司令部防衛中隊副隊長に任命するとあった。 俺は自室に戻り荷物を片付けた。 その時机に置いてあった野戦服の手袋を見た。 『これはスネルの.....』 同僚のエルマー・スネルとは士官学校からの付き合いだった。 奴が戦死した後奴の部屋から形見分けとして持って来た物だった。 俺は今していた手袋を机に置き代わりに形見の手袋を手にはめた。
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