UC.0079.10.15

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『行くぞ!』 ランスはそう言いサーベルを切り付けてきた。こちらもすかさずシールドでいなして切り掛かった。 模擬戦用の武装なので刃にガードがついておりコンピューターが斬撃等の衝撃を計算しダメージ数値を出すので実戦には近づけている。 俺は切り上げると避けられたのですかさず踏み込み切り下ろした。 避けられた。 『あと半歩踏み込めたら君の勝ちだったな。仕掛けるぞ!』 ランスのグフはサーベルを間髪入れず当ててきた。俺は守りに徹した。 ピーッピーッ アラートが鳴った。 『クソッ!シールドが!』 シールドのダメージ蓄積量がMAXになった。 俺はタックルで緊急回避を行い距離を離し、シールドを捨てサーベルを両手で構えた。 『ほぅ、ヒース、シールドを捨てたか。』 『ランス、仕切り直しだ。今度はこっちから行くぞ。』 俺はザクを走らせそのままサーベルをぶつけ続けた。 一刀目はサーベル同士カチ合い、俺はすかさず二撃三撃入れて行く。 サーベル同士ぶつかり鈍い金属音を出す。 そのうち俺の一撃がランス機の右肩に当たり甲高いブザーが鳴った。 それは俺の勝ちを意味していた。
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