序章

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病室の中には、三十代半ばの男一人と、全身に白いシーツを被せられた遺体が三人分あった。 「いや…いやよ…!!目を覚ましてよぉ…!!」 彼女は、遺体の一つのシーツを顔が見える程度にめくり、泣き崩れた。 「いゃぁ…!!一人にしないで!!お父さん!お母さん!お姉ちゃん!目を覚まして…!!」
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