第一夜『 運命の赤い糸 』

5/7
前へ
/447ページ
次へ
学校の帰り道は勿論。 休憩時間や放課後も、いつも一緒に居た。 周りの友達からは、『そのまま結婚しちゃえ!』 なんて囃したてられる程、僕の隣りには、いつも彼女が居たんだ。 「今日、お弁当作って来たから食べよ」 彼女の手には、弁当箱が二つ。 「いつも購買所のパンばかりだと、大きく成れないぞ」 姉ちゃんみたいな事を言う、彼女の弁当は、料理教室に行っているだけあって、とても旨かった。  
/447ページ

最初のコメントを投稿しよう!

690人が本棚に入れています
本棚に追加