第一夜『キミと僕の間に』

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「あの桜にはな。守り神が居るんじゃよ。」 お爺ちゃんは、時々この話をする。 その時は、決まって少し悲しそうな顔だ。 理由は戦争。 僕はもちろん体験なんてしたこと無い。 だけど、お爺ちゃんも、あの八重桜も体験したんだ… 「儂等は、あの桜に守られたんじゃ。だけど、儂は…」                  
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