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お茶を吹き出した飛鳥は盛大に咽せた。隣ではフウラが身体を硬直させ食器にスプーンを落としている。
シールズは顔を引き攣らせ。
「い、いきなりなんてことを言うんだお前はッ!!」
ばん、と机を叩き口を拭いながら叫ぶ飛鳥の顔は真っ赤だった。
スプーンを飛鳥に向けゆらゆらと揺らす六は何気ないように言う。
「いやぁそろそろかなぁって思って。もう2週間ぐらいだろ?付き合ってから」
「それは…そうだが……」
目を逸らしもごもごと呟く飛鳥にも思うことはあるらしい。
今、モズクはこの宿の近くで開かれているバザールで出店しているため不在だ。(屋台はどうするのかと聞いたら四次元袋に入ってると言っていた)
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