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夢想小説 第四夜
リビングに戻り、冷めてしまった弁当のフタを開け、味気無い弁当を食べていた時だった
何か視線を感じる・・・
リビングの空間に自分だけではない・・・そんな感覚が
今まで感じたことのない感覚、悪寒というのが近いのかもしれない
部屋を見渡す
しかし目に写るのは家具と壁、閉めきられたカーテンだけ
今までと違い広い部屋の生活、慣れてないからだろう
自分に言い聞かせる様にして箸を動かした
弁当を食べ終わった頃には、先ほど感じた違和感もなく
「広い部屋だからかなぁ」
誰に言うでもなく、声に出して言ってみる
しばらくしても変わり無い部屋の雰囲気に安心し、男は眠ることにした
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