真貴の新しい恋人

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  まず、真太は恋愛経験がない事がわかり さらに、好きなのは男性か女性か…   ストレートに聞いては、明らかに怪しいので 「うちの学校には、付き合っている生徒たちがいるんだが、同性愛について、どう思う?」 と聞いた。     すると、真太は「友達にもいるけど、お互いが好きなら、良いんじゃないか。 僕は、経験がないから、わからないけど、もし好きになったら、気にしないと思う」   あと、タイプという聞き方ではないが、友達になるのはどんな感じの子が多い?という質問に   「友達は、一緒にいて落ち着ける人がいい」   そう言ったため、あとはどうくっつけるかだ。       偶然を装わせるか… それとも…     真貴と、真太が、同じ学生という事を利用する事にした。     「初めは、お互いを意識させる事から」     真貴と、真太は、クラスが違うので、お互いに相手を見る事は、ほとんどなかった。     そして、真貴はすぐに信人の所に行ってしまうので、会ってない時間を利用する。     朝と、放課後には、短い時間だが必ず自分のクラスの教室に集まる事になっている。そのため、クラス分けがある。    その時を利用するのだ。       真貴の教室は、真太の教室より奥にある。     初日は、わざと、先生が用事があると言って 真太を、廊下に待たせるようにしていた。     もちろん、真貴が気づかない時もある。だが、それでいい。     途中からは、真太の友人に協力をしてもらった。     意外や意外、真太の友人の永(ひさし)は、飯塚先生とわりと話をする生徒で 真太と話しているのを見て、後から話しかけてきた。    その時、真太と永は友人なのだと初めて知ったのだった。  
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