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眼前は一面、真っ白だった。
目を覚ましたのは、次の日の朝の事であった。
要するに、気絶したのが夕刻だったから…………おお! 無駄に半日近くも寝ていたという事ではないか。
悪友と遊ぶとか、夕飯を喰うとかやりたい事が沢山あったというのに。非常に残念である。
そういえば、確か前日の夕食の献立には大好物の……いや、すまない。話を戻すとしよう。
目を覚ましたオレが初めて目にした光景は、雪景を思わせるシミ一つない真っ白な天井であった。
すぐさま上半身を起こし周囲の状況を確認する。
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