この手は絶対に離さない!

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「ああ、そうだよな」 もちろん素直に賛成する。 今回の試験内容が酷いのだ。誰だって嫌になるであろう。 「つーかさ。もう、その辺のアリで妥協しないか……」 流石は馬鹿野郎だ。考える事が一味違う。 そんな事したら、教官の鉄拳が振り下ろされるのは確実ではないか。 「せめて、せめて……。おにゃの子のパンツを……」 泣きそうな声で問題発言をしている男子学生は馬鹿野郎ではなく、もう一人のメンバーの……、 すまん。 そう言えば、コイツの名前も知らんかった。まあ、<変態>とでも呼ぶとしよう……であった。 一応補足しておくが、<馬鹿野郎>だの<変態>だの言ってるが、声に出して言うつもりはない。 ただ、心ん中での呼び名が欲しかっただけであって、別に心が病んでるからじゃない。 「そろそろ黙ろうよ。もう、そのセリフは聞き飽きた……」 馬鹿野郎は声を荒げて抑制する。
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