1章

8/28
前へ
/71ページ
次へ
私は浪士と女の人との間に入る。 「なんだお前?」 「何だっていいじゃない」 挑発に乗った浪士が刀を上げる。 ―…なんて読みやすい動きなの? すかさず私も抜刀して、応戦する。 「くそっ」 相手に隙が見えた瞬間、峰打ちにする。 人の命を奪う勇気は、あいにく持ち合わせていなかった。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加