1章
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「ん?そう言えば、貴女京の人ではないですね?」 「ハイ。私の出身は関東ですよ。あなた方、新撰組のことを聞いて、こちらに参りました」 「自害する気はねーのか?」 「一度はしようと思いました。けど・・・、いざ刀をもつと、怖くなってしまうんです。さっきも、甘いって言われましたが、私にできるのは良くも悪くも護身でしかないんです。命を奪う覚悟は、できなかった」
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