2章

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「なんだよ、てっきり土方さんんのかと思ったぜ。よろしくな、詩織。俺は原田左之助だ」 そう言って、突然頭を撫でてきたのは原田さん。 ああ、いつ振りだろうか? こんな優しい手で撫でられたのは。 「よろしくお願いします、原田さん」 「まったく、まぎわらしいぜ。俺は永倉新八。いつでも相談に乗るぜ?」 「ありがとうございます、永倉さん」 誰にでも隔てなく接してくれそうな元気の良い永倉さん。 「やめておけ。永倉に相談しても解決はしないだろう。俺は斎藤一だ」 「うっわー、一君言うね。俺は藤堂平助。歳も近そうだしさ、何かあったら頼ってよ」 「ありがとうございます。頼もしいですね、斎藤さん、藤堂さん」
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