2章

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「副長、桜木は一旦俺が預かりましょう。これでは埒が明きませんので、副長はご自分の仕事をお勧め下さい。桜木、あまり迷惑をかけるな」 随分と上から目線なことを言うのは、斎藤さんだった。 良く母に言われた高圧的な言葉なのに、斎藤さんが言うと嫌な感じはしなかった。 「いや、こいつは俺が・・・「斎藤さんでしたっけ?よろしくお願いします」 私は土方さんが何か言う前に答えた。 「だそうですよ、副長。夜にはお返ししますから」 「・・・分かった」
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