序章

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遠くで私を呼ぶ声がする。 きっと、母が刀が無いことに気づいたんだ。 早くしなきゃ。 そう思って刀に触れると、吸い込まれるように引き付けられた。 ――お前の欲しいものはなんだ?―― どこからか声が聞こえる。 だから、とっさに答えた。 「心が欲しい」
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