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「誰ですか貴様」
「言葉がおかしいですよ？」
「おかしいのはアンタの髪型だ」
「三つ編みおかっぱに死角はありません」
「ありまくりだよ。何で金髪なのに三つ編みおかっぱなんだ。日本人馬鹿にしてんのか！」
「馬鹿にはしてません。あたしは馬さんも鹿さんも大好きですから」
「やっぱ馬鹿にしてんだろう自称エセ日本人！」
「失礼な！ あたしは純水培養の日本人です！」
「日本人オンリーで髪の毛が金色とかどこの常識だ！ アレか、漫画から出てきたとでも言いたいのか！」
「あたしの名前は棗＝アルシーナですよ？」
「なんだその疑問符は。どこの世界にアルシーナなんて苗字を持った純日本人いるんだよ」
「ここにいます！」
「もしそうだとしたら、その年から厨二病患者って事で良いのか。それとも親が血迷ったかどっちだ」
「本名は芦名棗と言います」
「やっぱ自称エセ日本人じゃねーか！」
「自称じゃないです。事実です」
「嘘突き通したいのかそうじゃないのかどっちなんだよ！ やっぱ日本人馬鹿にしてんだろう！」
「馬鹿にはしてません。見下しています！」
「尚の事タチ悪いわ！」
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