ちねもり

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 龍太郎Side  侑「‥‥」  知念くんが先程から  ずっと不機嫌  龍「ね、ねぇ‥知念くん?   どうかしたの?」  俺が話しかけても  ちらっとこっちを見るだけで  すぐに逸らされた  龍「‥知念くんってば!!」  侑「‥知念くん知念くん   うるさいんだけど」  そう言い放たれ  冷たい目で見られる  龍「‥そんな言い方しなくても   いいじゃんか‥っ」  泣きそうなのを我慢しながら  知念くんを見つめる  侑「‥‥侑李」  龍「‥え?」  侑「だから侑李!!」  知念くんの言ってることが  すぐに理解できなくて  ぽかーんとしてると  小さくため息をついて  知念くんは俺の隣に座った  侑「知念くんじゃなくて   侑李って呼んでよ」  ぎゅっと抱き締められ  優しく呟かれた  龍「ゆう、り‥?/」  侑「ふふ、」  俺が侑李と呼べば  さっきの不機嫌な知念くんは  どこにいったのか  満足そうに笑ってる  知念くんがいた  侑「これからも   知念くんじゃなくて   侑李って呼んでね?」  龍「ふ、二人の時だけなら‥/」  侑「じゃあ二人きりの時に   知念くんって呼んだら   お仕置きだから」←  そう言い残して  機嫌よくテレビを  見始めた侑李  ‥‥最後の言葉は  聞き間違えにしておこう←  (知念く‥、あ‥)  (さっそくお仕置きしなきゃね?)  END  
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