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はじめまして…?
「はぁ…」
またため息がでた。
ここ最近は上司に怒られてばっかで、ろくに睡眠もとれてない私...
いつものBARの端っこでカクテルを飲んでいた。
端っこだからなのか、私に気づかないでしゃべっている人達。
ぼけー…としていたら、いつのまにかしゃべっていた人達がいなくなっていた。
ここのBARは閉店時間が夜中だから、いつも閉店時間ぎりぎりまでいた。
今日もそのつもり…
そうじゃないと…寝てしまったら…孤独で淋しいから…
カラン…
こんな夜中に人がはいってきた。
珍しいなと思いながら、少し…ほんの少しだけ、後ろをむいたら…
サングラスをして帽子を深くかぶっていた。
彼のチラチラ見える肌がとても綺麗で、女の私でも負けそうなくらい輝いていた…
『隣いいですか…?』
話かけられた私。
サングラスの奥からひかる瞳に吸い込まれていた。
『あの…』
「あっ!いいですよ?」
唖然としていた私は彼の話が聞こえていなかった。
『一人…ですか?』
どこか優しげに寂しく聞いてきた。
「はい。貴方もですか?」
彼はちょっとビックリしていた。なぜ?
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