力と力

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「お前らこそどうしたんだ…?」 MZDは半ばギョッとして2人を見た (危険な目に合わせてしまったか…) 顔に手をあて首をふった ミミとニャミは苦笑いして先程のこと――闇の世界でのことを話した 彼女らの話しによるとTITICACAは最後には消えてしまったらしい そして闇の世界にいた『存在』の話しもした 「そうそう、あっちでもレコード拾ったんだよねー…」 「やっぱりか」 MZDはため息をつかんばかりにやれやれと苦笑いした 「え?どういうこと?」 ミミはきょとんとするとレコードを持ったまま立ち尽くした ニャミは額に人差し指を当てて考え事をしていた 「盗まれたんだよ、そいつに 俺に気付かれずに盗むとは…ただ者じゃないぜ」 MZDはフッと笑うと何もない場所を指差した 差された場所は空間として歪み、眩しい光が溢れる そこから次は光を思わせる黄色の扉が現れた
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