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「ポップンでバトルだっ!!」
ニャミが威勢よく切り出した
間を開けてミミも頷いた
―――
……
何もない世界だ
そう
自分がよく知ってる筈の世界
でももう知らない
そんな世界はない
ない筈なんだ…
僕に居場所なんてあるんだろうか?
ドロリと溶けるように横たわった
その姿勢のまま何時間も過ぎた
何もない空白の時間を無意味に過ごした
何がしたいのか自分でもわからなかった
しばらくしてふわりと浮き上がった
何もない僕に居場所なんて必要ないんじゃないの?
そっか、そうだよね
始めから何もなかったから…
あるはずないんだ
彼はニヤリと笑った
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