第一章 【謎の招待状】

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― これでお前達も共犯だ!! 裏切り者は絶対に許さないからなっ!! ― やめろ… やめてくれ… 頼むから!! 「尚輝(なおき)~? そろそろ準備したら~?」 ガバッ!! その声に汗だくになった俺はベッドから飛び起きた…。 冷たい汗が頬を流れる。 「またあの夢か…」 俺は頭を抱えた。 「尚輝? 聞いてるの~?」 一階から叫んでいるのは母さん。 ふと時計を見ると、もう夕方5時になろうとしていた。 「わかってる!! 今行くから!!」 憂鬱な気持ちで着なれないスーツに着替え、ぎこちなくネクタイを絞める。 「はぁ…」 大きな溜め息をついて15分後、階段を降りた。
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