998人が本棚に入れています
本棚に追加
真っ白な世界…。
その世界に少女の声がする。
『隼人の馬鹿…。』
な…?
『せっかく私が助けてあげたのに…。』
はぁ…?!
『これじゃあ彼が可哀想…。』
彼…?
『あ~あ、せっかく助けてあげたのに、変態ストーカー扱いですか…。』
少女のはため息混じりに呆れる。
変態…?
ストーカー…?
『忘れたの?シュンちゃんに助けて貰ってたじゃない。』
シュンちゃん…って誰?
『黒よりも濃い漆黒の髪と瞳、隼人を襲った変態から救ってくれた人!!』
あ…!!!
あの人…。
『はぁ…。やっぱり私の検討違いだったのかな…。あの子…。』
あの子…?
『まぁ、いいや。で?願いは決まったかな…?』
願い…?
『あれ~もう忘れたの?隼人の命は後3ヶ月だって言ったじゃない。』
3ヶ月って…。
第一信じられるわけないだろ。
そんな誰だかわからない人に言われても…。
『だから、私は君達人間のいうとこの神様だって。あ~、でも神様はどちらかと言うとシュンちゃんかな…。』
さっきから言ってる意味が分からないんですけど…。
『うーん…。何て言えば分かりやすいかな~。』
いや、夢の事だし、なにいっても別に驚かないから。
『夢~?何言ってるの?これ夢じゃないよ?私が創った夢と現実の狭間の世界だよ。』
はぁ…?
ますます分からん。
最初のコメントを投稿しよう!