†第二話†

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真っ白な世界…。 その世界に少女の声がする。 『隼人の馬鹿…。』 な…? 『せっかく私が助けてあげたのに…。』 はぁ…?! 『これじゃあ彼が可哀想…。』 彼…? 『あ~あ、せっかく助けてあげたのに、変態ストーカー扱いですか…。』 少女のはため息混じりに呆れる。 変態…? ストーカー…? 『忘れたの?シュンちゃんに助けて貰ってたじゃない。』 シュンちゃん…って誰? 『黒よりも濃い漆黒の髪と瞳、隼人を襲った変態から救ってくれた人!!』 あ…!!! あの人…。 『はぁ…。やっぱり私の検討違いだったのかな…。あの子…。』 あの子…? 『まぁ、いいや。で?願いは決まったかな…?』 願い…? 『あれ~もう忘れたの?隼人の命は後3ヶ月だって言ったじゃない。』 3ヶ月って…。 第一信じられるわけないだろ。 そんな誰だかわからない人に言われても…。 『だから、私は君達人間のいうとこの神様だって。あ~、でも神様はどちらかと言うとシュンちゃんかな…。』 さっきから言ってる意味が分からないんですけど…。 『うーん…。何て言えば分かりやすいかな~。』 いや、夢の事だし、なにいっても別に驚かないから。 『夢~?何言ってるの?これ夢じゃないよ?私が創った夢と現実の狭間の世界だよ。』 はぁ…? ますます分からん。
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