†第三話†

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――次の日…。 俺は早朝目が覚めた。 昨日久しぶりに寝過ぎたせいかも。 「ぅう~んっ!!」 昨日の頭痛が嘘のように、今日の体調はばっちりだ。 俺は軽く伸びをする。 昨日…、 あの夢に出てきた奴は誰だったんだろう。 女の子っぽい声だったけど…。 てか神って何だよ。 俺相当悪い夢見てんだな…。 考え事をしながら部屋の窓のカーテンを開けた。 げ………。 そこに広がっていた光景は……雨…。 しかも昨日より土砂降りで…。 今日もかよ…。 ハァ……、本当にやめて欲しい…。 雨の日には良く偏頭痛が起こるため、天気の中で一番雨の日が嫌いだ。 さっきまで良かった気分が台無しだ。 「ハァ…、飯つくろ…。」 そう呟いて、俺は台所へ行った…。
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