†第三話†

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その時何が起きたのかわからなかった。 な、な、ななな!!!? 「…大丈夫か?」 見上げると男の顔が目の前にあった。 「―――っ!!!!!?///」 ななな!!何で!? あれ?!さっきはあそこにいたのに!? 顔を真っ赤にしてあたふたしていると、男は俺から離れ、あるものを手渡した。 「ん…。」 え…! 「あ…!俺の携帯!!…と傘!?」 「昨日、ココに忘れていっただろ?あと…携帯はお前が走って逃げたときに落ちたんだろうな、拾っといた。」 「…ありがと…///」 とりあえず礼は言っとかないとな。 「とりあえず…か…。」 「え………?」 今なんつった? とりあえず…? 声に出したか?俺。 「言っただろ?お前の考えてる事なんてすぐよめるんだよ。」 「は……?」 またこの人は…、何言ってんだ。 「まぁ、お礼なら…」 そう言って俺を引き寄せ、顔を近づけた。 え……?
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