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ピピピピピピ……
「………ほぇ…?」
翌日の朝、俺は目覚ましの音で半ば起きた。
「………夢…?」
夢にしては不吉だな…。
俺はそう思って体を起こそうとした。
しかしその瞬間、極度の吐き気と頭痛に教われた。
「…う…っ!」
気づけば俺の部屋は、ペインティングオイルやブラッシングオイルのシンナーの匂いが充満していた。
そう言えば、昨日窓開けるの忘れてたっけ…。
「とんだバカだな…。」
吐き気と頭痛を抑えながら、部屋の窓を開けた。
外は雨が振っていた。
「げっ……。」
うそ~ん…。
絵どうしよ…。
少し考えた後、
「一応行って、雨の日の写真でも撮って来るかな。」
俺は朝食をとって、家を出た。
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