†第一話†

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ピピピピピピ…… 「………ほぇ…?」 翌日の朝、俺は目覚ましの音で半ば起きた。 「………夢…?」 夢にしては不吉だな…。 俺はそう思って体を起こそうとした。 しかしその瞬間、極度の吐き気と頭痛に教われた。 「…う…っ!」 気づけば俺の部屋は、ペインティングオイルやブラッシングオイルのシンナーの匂いが充満していた。 そう言えば、昨日窓開けるの忘れてたっけ…。 「とんだバカだな…。」 吐き気と頭痛を抑えながら、部屋の窓を開けた。 外は雨が振っていた。 「げっ……。」 うそ~ん…。 絵どうしよ…。 少し考えた後、 「一応行って、雨の日の写真でも撮って来るかな。」 俺は朝食をとって、家を出た。
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