日常

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「あーそうそう!その女みてぇな名前!悪ぃね、ど忘れしちまってた」 中田に悪意はないのだ。 こぉいう奴なのだ。 だから俺も腹を立てない。 「いいよ別に」 聞こえるか聞こえないかくらいの 小さな声で中田を許した後 課題の続きを始めた。 そこから課題が終わるまでは 2人とも会話をすることもなく 遠くの方で吹奏楽部の 楽器の音だけが響いていた。
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