継承→赤き繋がり←流動

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――ということであり、陽国ではこのような宴会等を全力で支援するという形になりました』 延々とアナウンサーは繰り返すのみ。どこが面白いのかさっぱり分からないニュース。 ひのくにと書いて陽国(ヨウコク)と名称が変わったその国名は、古き昔の国名と同じ由来であった。 「陽介!! お前テレビばっか見てたってどの局もそのニュースばっかじゃねぇか!!」 「いや、ほらさ。なんか変化あるのかなって? 真之も見とけって!!」 陽介(ヨウスケ)と真之(マサユキ)、2人の青年は無意味なニュースに変化を求めるが如く、テレビへとかじりつく。 『……陽国では……』 「あぁーうっぜぇ!!」 小さな蒸し暑い部屋で叫ぶ真之。 「やぁめろって、叫ぶと余計暑くなる」 そのまま続けば水掛け論への発展……いや、文字通りの水の掛け合いなら喜んで受け取るだろう。そのくらいに暑く、2人の体力を蝕んでいく。
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