星の流れる夜

3/3
前へ
/17ページ
次へ
坂を駆け降りた少年は、クレーターの中央で未だに煙りを放っている岩を金槌で思いっきり殴りつけた。 コーーン 澄んだ音が森に響きわたる。 「やっぱり彗星からの隕石か・・・・・・」 少年が見上げた夜空には二つの彗星が映っていた。 「よう白木! 見つけたのか? 」 振り返ると黒髪の少年が坂を駆け下りてきた。 「ああ幻司、これで俺達も【星の海】に入れるぞ! 」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加