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交番に入ると雨に濡れた髪をタオルで拭いている由美がいた。
和也「由美っ‼‼‼」
和也は怒鳴りつけた。
由美「なんで…ここに…??」
由美は驚きを隠せない表情をしていた。
警察「君が来てくれて助かったよ❗この子なんにも喋ってくれなくてさ…、それでさっきの話に戻るけど、お父さんとお母さんはいないわけね❗」
由美「はいっ‼‼」
警察「💥…君全然喋らないわりには…大きい声してたんだね…」
由美「父も母も亡くなり、今は兄と2人だけで~す‼」
由美はにっこりと笑いながらいった。
警察「そんな元気に言うことじゃないでしょ…って、あれっ⁉君お母さん…離婚…したって言ってなかったっけ??」
警察は不思議そうな顔をして和也に目を向けた。
和也「あっ…いや…あの…その………由美は…その時由美はまだ小さかったので…離婚とかは………」
和也は言葉がつながらず押し黙ってしまった。
警察「あ~、そうゆうこと❗申し訳ない…変なこと聞いたね‼」
警察官はまずいことを聞いてしまったという表情を浮かべ帽子を被り直した。
和也「それで…何があったんですか??」
和也の質問の後に続く沈黙…由美も警察官も少し口が重い様子で、どちらも何があったのかを口に出そうとはしなかった。
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