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和也「あ~ゴメンねカブちゃん雨の中ずっと独りぼっちにさせちゃってぇ~すぐ暖めてあげるからねぇ~」
コンビニに着くなり和也は愛車のリトルカブに駆け寄りシートに溜まった水滴を手で払った。
由美「すごいボロいね(笑)」
和也「うるせー‼ボロは着てても心はカブってな❗」
由美「そんなんが走れるんだ(笑)」
由美はおちょくる様な口調で言った。
和也「あったりめーだろーが‼カブなめんなカブを‼HONDAが世界に誇るこのエンジン‼耐久性も燃費も走りも全てを兼ね備えたリトルカブ‼これ以上の原動機付き自転車はないっ‼‼」
和也は威張り散らす様に言った。
由美「へぇ~⤴すごいバイクなんだ‼」
和也「まぁバイクってゆー言い方は…ちょっと…、まぁバイクみたいなもんだな‼明確に言えば原付の中のエリート中のエリートだ‼」
由美「エリート中て、なんかキリスト系の中学校みたいだねぇ‼素敵ぃ~⤴」
妙に和也を持ち上げる由美。
由美「そんなエリートなバイク乗ってみたいわぁ~⤴⤴⤴」
和也「ばっ、バカ野郎‼2人乗りは法律で禁止されてんだぞ‼」
由美は何かを企む様ににんまりと笑った。
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