雨音

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由美「へぇ~、そんなこと言いながら本当は2人で乗ったら走れないクズバイクなんでしょ~??自転車の方がよっぽどマシねぇ~⤴」 隣に置いてある自転車のサドルを撫でながら挑発する由美。 和也「そんなことはないっ‼象が乗ろうがきっとカブは動く‼」 カブのことになると妙に熱くなる和也。 由美「象がそんなちんちくりんなバイクに乗れるわけないでしょ~…大きさ的に無理だから~…」 そのとき… 「先輩あいつっすっ‼‼‼」 駅の方から数名の集団。 (さっきの奴らだ‼‼‼) きょとんとその集団を眺める由美。 和也「由美っ‼乗れっ‼‼‼」 そう言うと和也はすぐにエンジンをかけた。 由美「えっ⁉なにっ急に…⁉」 和也「いいから早くっ‼」 由美と和也を乗せたリトルカブは颯爽と街を走り抜けた。
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